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インタビュー INTERVIEW

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11 木村 宜志投手2008年3月28日インタビュー

今シーズンすでに公式戦1勝を手にした木村選手。昨シーズン後半から徐々にその実力を発揮してきた右腕は、さらなる高み、そしてシーズン通しての活躍を目指す。

木村 宜志

--昨シーズンはどんな1年でしたか?

シーズンの半分以上がケガで満足できる1年ではありませんでした。

--思うようなピッチングができなかった、と。

春先に取り組んだ投球フォームがなかなか固まらず、都市対抗直前ぐらいにだいぶよくなったのですが、予選、本大会には間に合いませんでした。それでも夏以降は、徐々に手ごたえを掴んで日本選手権予選のあたりに調子は上向き、その後の千葉市長杯大会などでは取り組んできたことが結果として表れるようになりました。

--具体的には、どのように投球フォームを変えていったのですか?

たとえば、右膝の使い方です。体重移動をする際に右膝が三塁方向に出る形で移動していたのを、つま先よりも先(三塁方向)に右膝が出ないように心がけました。ちょっとしたことですが、投手は全身運動の中で下半身と上半身のバランスが重要になってくるものです。去年と今年の投球フォームを見比べれば、ずいぶん違うと思います。今年は、自分でも制球力がついたと思います。あと、去年は100%の力で投げていたボールが、今年は7、8割の力で投げられるようになりました。それだけ全身を使って投げられているというか。スピードではなくボールの強さが出てきました。

--今年は、どんな1年にしたいですか?

南さんには負けない。負けないというか、ちょっと休んでいてもらおうかなあ、と(苦笑)。それだけ、頑張りたいと思っています。1、2年目ともにケガなくシーズンを過ごすことができなかったので、今年は1年間ケガをせずに過ごせるようにしたいですね。

--宮城県は仙台市にある東北福祉大出身の木村投手。ご当地自慢をお願いします!

牛タンです。僕が高校3年の時に狂牛病が流行って、大学に行ったら「絶対に牛タンなんて食べるものか!」と思っていたのですが、いざ食べてみたらこれが美味い! 初めて食べた時は感動しました。生まれは愛知県なので、味噌煮込みうどんはおススメです。インスタントの味噌煮込みうどんもあって、実家にはいつも常備されています。愛知は、味噌を使った料理が美味しい。愛知のスーパーには、マヨネーズ感覚で味噌が置いてあります。野菜にも味噌、ご飯にも味噌。『つけて味噌、かけて味噌』。中には、そんな商品名の味噌もあります(苦笑)。

2008.03.28

11 木村 宜志選手2007年インタビュー

木村 宜志

2006年持ち前の強気なピッチングでエース級の活躍を見せた木村宜志選手。2007年はセガサミー野球部のエースとしてさらなる活躍が期待される木村選手のインタビューです。

野球を辞めようと思った時期も・・・

--野球をはじめたのはいつ頃からですか?

小学校5年生です。小・中学校までは軟式野球でした。

--出身は愛知ですよね。高校も地元の春日丘高校。

出身は愛知県の小牧市です。すぐ隣の春日井市にある春日丘高校に進みました。

--高校時代の成績は?

2年生の秋、新チームになってから主戦として投げるようになりました。3年の春の県大会で準優勝して、東海大会では優勝しました。でも、甲子園のかかる大会ではベスト16か32か…そんなに上にはいけませんでした。

--高校を卒業して仙台六大学野球(※1)の、名門・東北福祉大に進学。超強豪ですね。同学年に福田聡志選手(読売ジャイアンツ)、松崎伸吾選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)、前後の学年でもプロに入った投手ばかりで、チーム内の競争は相当激しかったのではないですか?

4年になってもベンチに入るのがやっとで、リーグ戦で投げる機会はありませんでした。そういう状況でしたので、大学卒業時にもう野球は辞めようと思っていました。自分の実力も限界かなと。でも、新しいチームができると聞いて、もしかしたら投げるチャンスがあるんじゃないかなって。大学時代は試合に出られなくて悔しい思いがあったのも事実で、悔しい思いを持ったまま野球を辞めるよりも、もう一度チャンスに賭けて、野球を続けようと思いました。

--実際2006年は多くの試合に登板しました。

久々に公式戦のマウンドに立つことができて、しかも大事な場面でも多く起用していただき、本当に野球を続けて良かったと思えました。昨年は今までの野球人生でも最高の1年だったと思います。

--それは、試合で多く投げられたということに加えて、『やっていける』という手応えがつかめたことも大きかったのではないでしょうか。

それはありましたね。大学時代にも社会人チーム相手にオープン戦で投げる機会はあったのですが、関東の強豪チームに僕の投球が通用するかというと、正直不安な部分があったんで。でもセガサミー野球部で、NTT東日本、JR東日本、ホンダ、日本通運といった強豪チーム相手に投げて、ある程度の結果を残すことができたので、社会人チームが相手でも通用するという手応えはつかめたと思います。

--その手応えを感じられるようになったのはいつ頃からですか?

5月のJABA九州大会です。それまであまりいい結果が出ていなかったのですが、九州大会で結果を出して(5月9日の沖データ戦で7回2/3を無失点)、チームからも信頼されるようになりました。

--都市対抗予選からは球の勢いも良くなっていった気がします。特に東京都二次予選の東京ガス戦(6月13日・6回無失点)や明治安田生命戦(6月26日・9回1失点)ではいいピッチングを見せました。

あの頃はハイテンションでした。特に明治安田生命戦は神宮球場でしたよね。神宮球場といえば、大学野球なら頂点を決める場じゃないですか。さらに都市対抗出場を決める一番大事な試合のマウンド。そこに立てるという事だけでテンションが上がっちゃって…(笑)。実力以上のものが出た気がします。あの経験は自信になりましたね。

木村 宜志

社会人として恥ずかしくない行動を

--木村選手の持ち球(球種)を教えていただけますか?

ストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボールですね。自信があるのはストレートです。ストレートは昨年MAXで143km/hくらいだったと思います。

--ピッチャーの楽しさはどこにあると思いますか?

強打者・好打者との対戦です。自分は真っ向勝負が好きで、それで打たれたらしょうがないと思って対戦を楽しんでいます。関東地区にはいいバッターが揃っているので楽しかったですね。

--逆に、難しさは?

試合を作るも壊すもピッチャー次第というところでしょうか。試合をちゃんと作るためには、普段からコンディション調整に気をつけて、常に安定した力が出せるようにしなければなりません。投げる事がダメだったら打って取り返せばいいというポジションではないですし、その試合、そのイニング、その一球は後で悔やんでも戻ってきませんから。そのあたりは難しいし、気が抜けないところです。

--投手ではチームに先輩が二人います(天沼選手と南選手)。ピッチングのことで勉強させてもらうことが多いのでは?

ええ、かなり多いですね。特に天沼さんは寮の部屋が一緒なので、ピッチングのこと以外にも私生活の面や、社会人としても多くのことを学ばせてもらっています。

--社会人といえば、現在会社ではどのようなお仕事をされているのでしょうか。

株式会社セガの人事部で働いています。仕事内容としては、書類整理など人事部の業務全般をサポートしています。野球の面では逆にサポートしていただいており、いい環境で働かせてもらっています。

--社会人になって、意識が変わった点はありますか?

当たり前の事ですけど、最低限のマナーは守ろう、と。入社した頃に、中山(圭史)部長から『君たちは会社の代表。一人の行動がグループ全体に影響を与えることもある』というお話をいただいて、身が引き締まりました。社会人になったからには、組織の一員として恥ずかしくない行動をしなければいけないと思っています。

木村 宜志

今年は勝負の年

--監督やコーチの話を聞くと、木村投手はかなり期待されていると思うんですが、それは感じていますか?

ピンチのときに西詰コーチがマウンドに来るのですが、その時に必ず『お前が目指しているのはこのバッターを抑える事じゃない。ここはただの通過点だから、さっさと抑えろ』と言われます。期待されていることを実感しますし、気合も入ります。大学で同期のピッチャーがすでに二人プロに行っていて、さらに来年にはもう一人社会人からプロに行くと思います。せっかく野球を続けているのだから、やるからには彼らと同じ舞台に立って、投げ合ってみたいなと思っています。

--2007年はさらにいい成績が求められます。

それはプレッシャーですね。でも、試合が始まると『マウンドに上がったらなんとかなるだろう』って感じで切り替えはできますよ。緊張はあまりしません。

--そして、2007年には新人の投手が多く入部します。さらに競争が激しくなると思いますが、その中で生き残る自信は?

もちろん自信はあります!いいライバルが増えた事で、自分のモチベーションも更に上がりました。絶対負けたくないですし、負ける気もないです。

--木村選手はエースになってもらわないと。

昨年は色々経験を積ませてもらって、今年が自分としてもチームとしても勝負の年だと思っています。昨年、惜しいところで都市対抗出場を逃してしまいましたが、今年は雪辱を果したいです。

--では、今年の目標を改めてお聞かせください。

まず、チームとしては当然都市対抗に出ること。都市対抗出場を決める瞬間は自分がマウンドに立っていたいですね。もちろん、東京ドームのマウンドにも立ちたいです。

木村 宜志

--そのために強化しなければいけない点はなんでしょうか?

下半身の使い方とピッチングフォームの固定ですね。スピードアップもしたいです。

--最後に、ファンの方々へのメッセージをお願いします。

2007年の社会人野球はセガサミーの年だったと言われるように、一年遅れの大旋風を巻き起こしたいと思います。皆さん、応援よろしくお願いします!

※1 仙台六大学野球 とは
東北福祉大学・東北学院大学・仙台大学・東北工業大学・東北大学・宮城教育大学の六校から成り立つリーグ。東北福祉大学はリーグ優勝51回を誇る。2006年秋季リーグ戦は東北福祉大学が優勝。

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