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BATTERY

松永、山崎、鈴木、木村ー佐藤、須田

戦評COMMENT

言葉が見つからない。失点が止まらない。
気づけば、電光掲示板の3回裏に2桁の数字が表示されていた。
1イニング10失点――。
それが試合のすべてだった。1回裏と2回裏にそれぞれ1点ずつを失った先発の松永大介は、3回裏を迎えても本来のピッチングを取り戻すことができなかった。まずは先頭打者の四球を皮切りに連打を浴びて無死満塁とされる。5番打者には初球をいとも簡単にセンターへ運ばれ、犠飛で1点を献上した。さらに、6番打者に四球を与えて再び満塁のピンチを迎えると、7番打者に対してはカウント2ボールとボールが先行する中、3球目をライト前に運ばれて2点を追加された。3回裏だけで3安打2四球と乱れた右腕は、なおも一、三塁とピンチが続く状況で降板した。
悪い流れは変わらない。むしろ、そこからが悪夢だった。松永に代わってマウンドに上がった左腕の山崎福之は、長短打3本に死球や暴投も重なり計5点を献上した。左腕は、わずか一死を奪っただけで無念の降板となる。3番手でマウンドに上がった鈴木直志も、その流れを食い止めることができなかった。代わった直後に適時二塁打を浴び、その後も連打を浴びてさらに1点を失った。長い3回裏が終わったのは、そのイニングだけで2打席目となる7番打者を空振り三振に仕留めた瞬間。3回裏に3投手が相対した打者は、延べ15人。被安打9の計10失点に、一塁側ベンチは静まり返った。
序盤3イニングスを終わって12失点。6回裏にも4番手で登板した木村佳吾がソロ本塁打を浴びるなど2点を加えられ、結局、投手陣は被安打数と同じ「14」点を奪われて沈んだ。
屈辱的な失点を重ねる投手陣を援護したかった打線も、淡白な攻撃が続いて得点することができなかった。序盤3イニングスでいずれも先頭打者を出しながら点を奪えなかったことが、攻撃面では悔やまれる。
1回表は、公式戦では東京スポニチ大会(予選リーグ3試合目の日本新薬戦)以来となるスタメン出場の1番砂川哲平が初球のストレートをレフト前に運んで出塁した。九州大会期間中に「試合に出たいです」と話していた砂川の気持ちのこもった一打だった。だが、後続の打者が倒れて無得点。4番川端裕也がセカンドへの内野安打で出塁した2回表、そして8番富田裕貴がセンター前ヒットで出塁した3回表も、同じように攻め切れずに無得点に終わった。3回裏に投手陣が10点を失うと、4回表以降はわずか1安打に封じられる。完封負け――。予選リーグ3試合目は、記録的大敗で終わった。
この敗戦で、今シーズンの公式戦におけるコールド負けは4回目となった。つまり、その数字はチームの好不調の波の激しさを意味する。明暗がくっきりと出る今シーズンの戦いを見る限り、チーム力の安定感を感じることはできない。そして、都市対抗予選前の最後の公式戦で味わった大敗は、あまりにもショックが大きかった。
チーム最年長の宮之原裕樹は危機感を募らせる。
「これまで経験したことのないチーム状態」
同じく30歳の川端はこう言う。
「選手間で声を出し合って試合に挑んでいる姿は、決して悪い雰囲気ではありません。ただ、ここまで結果がなかなかついてこない……。(今日の試合を受けて)正直なところ、今は光が見えない状況。都市対抗予選を前にして、ここまで厳しい状況はかつてなかったかもしれない。でも、僕らは前を見てやるしかありません。大会に入ればチームがガラッと変わるのが都市対抗予選。それを信じて、またはそのために今やるべきことをしっかりとやって、これから都市対抗予選に向かっていきたいと思います」
大一番の戦いまで残りわずか。チームの底力に期待するしかない。
(文・写真:佐々木亨)

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2015/05/09 : JR九州戦 の試合を共有する