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BATTERY

石垣、山崎、陶久、森脇-佐藤、須田

HOMERUN

川端(4回ソロ)

戦評COMMENT

社会人ではオープン戦も含めて初先発。そのマウンドで、新人右腕の石垣永悟が魅せた。
立ち上がり。184cmの長身から放たれる球威あるストレートがNTT東日本打線のバットを押し込む。8割ないしは9割がストレート系のボール。1番打者をフルカウントから外角高めのストレートで空振り三振に仕留めると、2番打者はストライク先行の中でセカンドゴロに討ち取る。そして3番打者からは、カウント1ボール2ストライクから威力あるストレートで見逃し三振を奪い、上々の滑り出しを見せた。
2回表も石垣のピッチングは相手打線を翻弄した。変化球でカウントを整えながら、勝負球はストレート。4番打者を外角低めのストレートで空振り三振に仕留め、5番打者はストレートで詰まらせてファーストゴロ。6番打者は、またしても球威あるストレートで空振り三振に仕留めて三者凡退に抑えた。
初先発にもまったく気負う様子はなく、自身のピッチングを続ける右腕が頼もしかった。
その好調だったピッチングが3回表、一瞬だけ崩れた。一死から8番打者に右翼線三塁打を浴びると、続く9番打者には初球を右中間に運ばれ、またもや三塁打を食らって先取点を許す。さらに一死三塁から1番打者にファーストストライクを簡単にセンターに運ばれ、犠飛で追加点を与えた。
ストレート、変化球ともに球威やキレは2回表までとそれほど変わらなかったはずだ。ただ、わずかに制球が甘くなった。その隙を見逃さなかったNTT東日本打線が一枚上手ということになるのだろうが、石垣にとっては悔やまれる3回表だった。
それでも4回表からは再び自身のピッチングを取り戻す。4回表は外野フライ3本で完璧に抑え、5回表は四球で出した走者の盗塁を阻止しながら三者凡退で切り抜けた。6回表、一死から中前安打と盗塁で得点圏に走者を進められ、3番打者をセンターフライに討ち取ったところで降板したが、そのピッチングは先発として十分な内容だった。
ピッチングコーチの天沼秀樹コーチが石垣のピッチングを振り返る。
「ストレート、変化球ともに、ストライクが取りたい場面ではきっちりと取れていた。先発としては十分な働きでしたし、次につながるピッチングだったと思います」
中盤を終えて2失点。一方の攻撃は、4回裏に4番川端裕也選手が2試合連続となる特大の本塁打をライトに叩き込んで1得点。1点差で終盤を迎えた。
だが、7回表。その緊迫したゲーム展開が一気に様相を変える。
前のイニングの途中からマウンドに上がっていた山崎福之は7回表、簡単に二死を奪った。だが後続の打者に2者連続での四球を与えて一、二塁とピンチを迎えた。続く9番打者は太陽が眩しいレフトの上空に高々と舞うレフトフライ。「討ち取った」。マウンドの山崎は一瞬、そう確信したに違いない。実際に討ち取った打球だった。
その打球と太陽が重なり、左翼手・川端のグラブからボールがこぼれ落ちたのはその直後だった。二塁走者に続き、一塁走者がホームを駆け抜け、点差は4点に広がった。
山崎は動揺した。1、2番に連続タイムリーを浴びて、さらに追加点を許してしまう。走者が残った場面で登板した3番手の陶久亮太も三塁打を浴びて1失点。7回表のスコアボードには、あまりにも痛い「5」の数字が刻まれた。試合後の山崎は悔やむしかなかった。
「味方のミスがあったとは言え、悪い流れを止められなかったのは自分の責任です。気持ちの整理がつかないまま投げて、冷静なピッチングができなかった。結果的に二死からの最初の四球が悪い流れを作った。それがすべてです」
終わってみれば、7点差での大敗。攻撃陣はわずか5安打に抑えられ、川端のソロ本塁打で挙げた1点にとどまった。
連敗で終わった春季大会。悔しさを力に替えて、チームは4月上旬から始まる四国大会に挑む。
(文・写真:佐々木亨)

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2015/03/26 : NTT東日本戦 の試合を共有する