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BATTERY

上津原、大山-乗替

HOMERUN

富田(3回ソロ)、江藤(8回2ラン)

戦評COMMENT

ブルースカイに舞い上がった打球に、一塁側ベンチの目は釘付けとなった。
右翼ポール際に伸びる大飛球。ファールか、フェアか。打球が97.6メートル地点のポールをフェアゾーンから巻いた瞬間、ベンチには歓喜の輪が広がった。
1点を追う8回表。一死二塁で飛び出した3番江藤圭樹のビッグアーチは、起死回生の逆転弾だった。
「終盤で、1番の坂本(一将)がヒットで出塁した後、2番の川端(裕也)さんが犠打で走者を二塁に送ってくれた。みんなが繋いでくれたチャンス。僕も繋ぐ意識で打席に入りました。打った球はチェンジアップ。上手くすくった感じでした。1打席目(痛烈なセカンドライナー)からバットが振れていましたし、チャンスで何とか打ちたかった。結果、ホームランになり、何よりチームが勝てたことが嬉しいですね」
入社1年目の3番打者の言葉は頼もしい。今大会での江藤は、日本ウェルネススポーツ専門学校との初戦で3打数2安打。東京ガスとの準決勝では、決勝点となる逆転2ラン本塁打を含む2安打。大会を通じて勝利に貢献したヒーローは、最優秀選手賞(MVP)と打撃賞に輝いた。
『打』の主役が江藤なら、この試合での『投』のそれは大山暁史だ。
先発は上津原詳が担った。初回の一死一、二塁のピンチを切り抜けると、3回裏までは1安打無失点。3回表に8番富田裕貴が右翼スタンドに先制弾を放つ中、上津原は序盤を快調に飛ばした。だが、4回裏。先頭の3番打者に右前安打を浴びると、一死後、5番打者からの3連打を食らって逆転を許す。
「打たれてはいけない打者に打たれてリズムが崩れた」
上津原は魔の4回裏を悔やむ。
だが、先発右腕の力投は、2番手でマウンドに上がった大山の快投によって報われた。4回裏のピンチを併殺で切り抜けた左腕は、5回以降、凡打の山を築く。終盤からは奪三振ショーだ。7回、8回にそれぞれ2つの三振を奪うと、9回裏にはエンジンがフル稼働する。先頭打者を最後はスライダーで仕留めると、6番打者はフルカウントまで粘られながら最後はやはりスライダーで、続く7番打者は簡単に2ストライクと追い込み、最後は力のある137㌔のストレートで仕留めた。3者連続三振。圧巻のピッチングだった。
「全体的にストライク先行のピッチングができました。腕もしっかりと振れていましたし、今日はフルカウントになっても焦ることはなかった」
試合後の大山に、余力は十分残っていた。
投打の粘りで勝利をつかんだ試合を西詰嘉明監督はこう振り返る。
「どの大会、どの試合も接戦になるものです。その中で優勝できたというのはチームとして自信になります。若い選手が結果を出しているのも、いい流れ。ただ、この勝利が過信にならないようにしていかなければいけない。試合の中で自発的に動ける選手、何かを感じてプレーができる選手がさらに出てきてほしい」
秋は2011年以来、2度目の優勝。今春も東京都を制したチームは、創部史上初となる企業大会での春秋連覇を達成した。だが、これで満足してはいけない。もちろん、選手らもその思いは強い。
見据える先は、さらに上の頂だ。
(文・写真:佐々木亨)

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2013/09/18 : NTT東日本戦 の試合を共有する