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BATTERY

大山、上津原、松永-乗替

HOMERUN

神野(1回ソロ)、安井(6回ソロ)

戦評COMMENT

青い空に白球が溶けていく。舞い上がった打球が左翼フェンスを越えると、三塁側スタンドには歓喜のメロディーが流れた。
2013年の決戦。その幕開けは、2番神野達哉の豪快なひと振りだった。フルカウントからの7球目、113キロの変化球を左翼スタンドに運んだ1回表の打席を神野はこう振り返る。
「予選前の最後のオープン戦(JX-ENEOS戦)でもホームランを打っていましたし、バッティングの状態はいい。まずは初戦で結果が出て安心しました」
バットを右肩に担ぎ、そのまま無駄なく踏み込む打撃フォームは、今シーズンからのものだ。福岡ソフトバンクホークスの松田宣浩選手のフォームを参考にしているという。「ハマった」その新打法は、神野の打力を一気に高めた。
打撃開眼の2番打者が放った一発は、先発左腕の心に余裕をもたらした。大山暁史が語る。
「初回に先制してもらったので気持ち的に楽になりました」
1回裏から140キロを超えるストレートが相手の打者を圧倒する。立ち上がりを三者凡退に抑えた大山は、2回以降も危なげないピッチングを続ける。二塁打と四球で一、二塁とされた4回裏も、「落ち着いて投げることができた」と振り返るように後続を討ち取って点を与えない。結局、5回を投げて被安打2。2回以降、なかなか追加点を挙げられない打線を尻目に好投を続けた大山は、無失点で先発の役割を全うした。
大山のピッチングを無駄にできない攻撃陣が再びスコアボードに点を加えたのは6回表だ。二死から5番安井正也が左翼のネット上段に突き刺さるソロアーチを放って1点を追加した。2打席目まで2三振だった安井が、第3打席の一発を語る。
「打った球はスライダー。それまで2三振だったので、何とか修正しようと思って打席に入りました」
さらに攻撃陣は7回表、7番谷澤恭平の右中間への三塁打をきっかけに8番政野寛明の犠飛で点を加える。小刻みに得点する中、マウンドでは2番手の上津原詳が好投。6回裏からの3イニングスを難なく無失点に抑える。最後は、今シーズンから抑えを務める松永大介が三者凡退に討ち取って完封リレーが完結。準決勝進出が決まった。
西詰嘉明監督が試合を振り返る。
「投手陣は3投手ともによかった。都市対抗予選の独特の応援がある中、それぞれがしっかりと投げられたのはよかったと思います。一方の打線は・・・もうちょっと余裕と、攻撃における嫌らしさがほしかったですね」
タイムリーなき3得点は、やはり物足りなさが残る。それだけに「つなぐ気持ちをもっと強く持って貪欲に点を取っていく必要がある」と西詰監督は言う。
もちろん、選手たちはわかっている。試合後は、各選手が勝利に浮かれることなく厳しい表情を浮かべていた。6回表に本塁打を放った安井ですら、自身の一発を喜ぶことなく、凡退した打席を反省する。
「走者を置いた場面での2三振が・・・。明日はしっかりと頑張ります」
準決勝の相手はJR東日本。今予選でのチーム力が試される大一番に向けて、選手たちは気持ちを引き締める。
(文・写真:佐々木亨)

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2013/05/24 : WIEN’94戦 の試合を共有する