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BATTERY

上津原-坂田

戦評COMMENT

見事な完封勝利だった――。序盤に2本の長打で先制すると、5回には敵失を足がかりにして3連打で3点を追加。投げては、上津原が安定したピッチングを披露して、相手打線を僅か2安打無失点に封じ込む。昨年に続いて1回戦を完封勝利でものにし、二回戦進出を決めた。

 

鮮やかな攻撃と、巧みなエースの力投。2時間28分の完封劇に、三塁側スタンドへ詰め掛けた約6,000人の観客が沸いた。
0-0で迎えた2回表、この回先頭の四番・照屋真人が右中間を破るチーム初ヒットを放つと、続く五番の久保穣がきっちり送りバントを決めて一死三塁の好機を作る。そして、六番・石川寛行(JR東日本から補強)の左中間二塁打で、照屋が念願の先制ホームを踏んだ。
そして5回には八番の坂田精二郎が敵失で出塁。二死二塁から、大西主晃、市場靖人(JR東日本から補強)、照屋の3連打で一気にたたみ掛け、3点を加える。さらに6回にも池田将之(JR東日本から補強)、川端裕也の連打でリードを5点に広げた。
初回は先頭打者に四球を与えるなど、決して立ち上がりはよくなかったエースの上津原詳も、終始主導権を握る試合展開の中、尻上がりに調子を上げていった。5回以降は1本もヒットを許さず、三塁を一度も踏ませないパーフェクトピッチング。捕手の坂田が「序盤は多少力んだのか、ちょっとボールが上ずったりしていた。でも、あいつは試合の中で修正できるので心配はしていませんでした。でも、『気を抜くな』と再三言いましたけどね(笑)。去年よりも球種が増えてリードの幅が広がったので、今日は投球の上手さで討ち取ることができた」と語るように、打たせて取る投球が冴え渡った。球数は僅か97球。試合後、上津原は「もう一試合投げられるんじゃない?」という記者の問いに、「まだまだ投げられます」と笑顔を見せるほどの省エネ投球だった。
とは言え、ヒヤッとする場面がなかったわけではない。9回裏、簡単に二死を取ったあと、8回から守備についていたサードの城下尚也が打球をファンブルし、スコアボードにエラーが点滅。その瞬間、上津原の脳裏には9回二死からエラーで同点に追いつかれ、その後、連打を浴びて逆転サヨナラ負けを喫した昨年の都市対抗2回戦の悪夢がよぎったという。だが、心は落ち着いていた。
「大丈夫、大丈夫」
そう自分に言い聞かせ、迎えた三菱重工広島の四番打者をショートゴロに討ち取って、エースの役目をしっかり果たした。
先制のきっかけを作り、適時打も放った主将の照屋は、「投打が噛み合った試合だった。みんなも自信がついたと思います」と振り返った。8月上旬の関西遠征で右手中指を骨折し、出場が危ぶまれたが、「都市対抗のためにやってきたので、スタッフに『やらせてください!』とお願いした」と言う。そして、「目標は頂点に立つこと。でも、まずは一戦一戦、自分たちの野球をやるだけです」と力強く締めくくってくれた。
一歩一歩、着実に階段を登り続けるセガサミー野球部。2回戦ではどんな戦いを見せてくれるか、楽しみである。
(Write/宮野 敦子 Photo/政川 慎治)

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2009/08/22 : 三菱重工広島戦 の試合を共有する