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BATTERY

渡邉-谷澤

戦評COMMENT

10安打11得点と強力打線が西濃運輸を呑み込んだ。4回表と6回表、ともに4安打を集めてビッグイニングを作ると、投げては先発の渡邉裕之が散発6安打無失点と完璧なピッチングを見せて相手打線を翻弄した。7回コールドで勢いに乗るチームは、いよいよ決勝の舞台に挑む。

 

その言葉に偽りはなかった。
準決勝前日の4月20日の前夜、佐々木誠監督は真顔でこんな言葉を残していた。
「明日は打線が爆発しますよ」
大会最終日、準決勝の空は天気予報とは裏腹に晴れ渡った。試合序盤が静かに流れる。迎えた4回表、ついにその時が来た。佐々木監督が語っていた、あの爆発の瞬間が――。
大量得点の導火線に火をつけたのは、この回先頭の6番城下尚也だった。カウント1-0からの2球目を叩いた打球が左前に運ばれる。後続の打者が討ち取られて二死となったが、9番大西主晃が四球、1番久保穣が左前安打を放って二死満塁と絶好のチャンスを作った。続く打者は、3回表の第2打席で左中間二塁打を放っていた2番宮崎祐樹。今大会のラッキーボーイは、ここでも持ち前の勝負強さを発揮する。カウント2-2からの5球目。変化球をバットの芯でとらえた打球が左中間寄りの左前安打となり、2者が生還して先取点を奪った。宮崎が打席を振り返る。
「第1打席で外に逃げていく変化球に対して変な体勢で空振り三振に倒れたので、2打席目からはバッターボックスの前(投手寄り)に立って変化球が鋭く曲がる手前で打つようにしました。結果はたまたまですけど、今大会は思い切りバットが振れています」  佐々木監督が「攻撃では宮崎」と、この試合のキープレイヤーに挙げた宮崎の先制打で意気上がる打線は、さらに4番十九浦拓哉の相手二塁手のトンネルを誘う痛烈な二塁ゴロで2点、5番安井正也の左翼線二塁打で2点をもぎ取るなど、打者10人で6点を奪った。
打線の爆発はそれだけに止まらない。7回表も、十九浦の積極的な走塁が生んだ中前への二塁打を起点に再び打者10人の猛攻で5点を奪った。
10安打11得点――。
その数字が示す通り、効率の良い集中攻撃だった。また、7回表の無死一、二塁で犠打が失敗した直後の8番谷澤恭平のタイムリー中前安打は価値ある一打だった。仲間の失敗をすぐさまカバーする、まさにチームが一体となって戦っている証だったと言える。  投げては、先発の渡邉裕之がブレーキの効いた110キロ台のカーブと140キロに迫るストレートを巧みに投げ分け、散発6安打無失点と相手打線に付け入る隙を与えなかった。
終わってみれば、7回コールドの快勝。佐々木監督の目論見通り、いやそれ以上の爆発力だったか。いずれにせよ、投打に西濃運輸を圧倒したチームの実力は本物だ。

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2009/04/21 : 西濃運輸戦 の試合を共有する