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BATTERY

井上、天沼-坂田

戦評COMMENT

35回目を迎えた日本選手権野球大会。関東2次予選の初戦(2回戦)となった全足利クラブ戦は序盤から小刻みに加点し、危なげなく勝利を掴んだ。士気高まる選手たちの目は、すでに次なる戦い、代表権をかけた大一番に向けられていた。

 

ノースリーブタイプのアンダーシャツ姿で三塁側ベンチから引きあげてきた井上敦之は、安堵感に包まれていた。春先よりもひと回り逞しさを増した印象の上腕二頭筋が、どことなく誇らしげに映ったのは気のせいだっただろうか。日本選手権野球大会関東2次予選。その大事な初戦の先発マウンドで、井上の右腕がしなった。
都市対抗以降の公式戦では、東京都企業秋季大会の明治安田生命戦(9月22日)以来、2度目の先発だった。
「今は状態がいいですね」
序盤3回までは毎回1本ずつヒットを打たれたが、その言葉通り6回までは全足利クラブ打線に点を与えなかった。だが、迎えた7回表。一死から右中間を深々と破る二塁打を放たれると、二死後、再び右中間へ三塁打を放たれて1点を献上。
「集中力が欠けていたかもしれない」
唯一の失点となった7回を悔やんだが、終始安定したピッチングを見せて先発の役割を十二分に果たした。21個のアウトのうち、内野ゴロは11個(1犠打を含む)。その数字が示す通り、井上の持ち味である“打たせて取るピッチング”が冴えたと言える。  8回表からは左腕・天沼秀樹がマウンドを譲り受けて無失点。最後の打者を133キロの外角真っ直ぐで見逃し三振に切って取ると、勝利の瞬間が訪れた。
一方の攻撃陣は、2回裏に7番星貴博の左中間二塁打で先制。3回裏には、9番荒木治丞、1番大西主晃の連打で無死二、三塁。ここで2番川端裕也の打球は右翼へ高々と上がった。三塁走者の荒木が悠々と2点目のホームを駆け抜ける中、二塁からタッチアップを試みた大西が相手の連係プレーのミスの間に一気に3点目のホームを踏んだ。5回裏には、8番城下尚也が右前への当たりで果敢に二塁を陥れてチャンスメイクすると、荒木の二塁ゴロの間に三進、続く大西の外野フライで4点目のホームを踏んだ。7回裏は大西の一、二塁間をしぶとく破るタイムリー安打、8回裏には5番久保穣の左越えのタイムリー二塁打が飛び出すなど、序盤から小刻みに得点。先制、中押し、ダメ押しと、得点経過を見る限りは理想的な展開だった。だが、内容を振り返れば犠打の失敗に併殺と、すべてが満足できるものとは言えない。一気に畳み掛ける攻撃の勢いも、やや物足りなさがあっただろうか。次戦は、日本選手権においては初となる本大会出場がかかった大切な一番。攻撃陣の奮起、そしてチームの結束力に期待したいところだ。

 

――大事な初戦の先発を担い、5安打1失点。ピッチングを振り返っていかがですか?

井上 まずは勝利を手にして、次の試合につなげることだけを考えて投げました。今日の試合に、すべてをぶつける、そんな気持ちでした。

――序盤から変化球を主体としたピッチング。まさに井上投手の真骨頂である『打たせて取るピッチング』が随所で見られました。

井上 2ストライクまで追い込んだら、とにかく低めに投げることを意識しました。

――そんな中、奪三振は5個でした。

井上 えっ!? そんなにありました? 自分は、あくまでも打たせて取るピッチングですから(苦笑)。いずれにせよ、チームの勝利に貢献できたことが本当によかったです。

――次の戦いは、日本選手権本大会出場がかかった試合。代表権獲得に向けて、そして今後の自らのピッチングの抱負をお願いします!

井上 一気に出場を決めたいですね。今後、与えられたマウンドでは、今日のように打者をかわすピッチングができればと思っています。

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2008/10/09 : 全足利クラブ戦 の試合を共有する