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BATTERY

上津原-坂田

戦評COMMENT

歴史は動いた――。勝利の立役者は、今シーズンから絶対的なエースとして君臨する右腕・上津原だった。序盤は走者を背負う苦しいマウンドが続いたが、中盤以降は散発2安打に抑える抜群の安定感。7回裏、8番坂田のタイムリーで奪った虎の子の1点を最後まで上津原が守り抜き、堂々の2回戦突破を決めた。

「やりました、みなさ~ん! 最高にうれしいです」
勝利監督インタビューで、佐々木誠監督の声は思わず上ずった。約6000人が詰めかけた三塁側スタンドから、地鳴りを上げて湧き上がる歓声に選手たちの表情も自然とほころんだ。
試合展開は決して楽なものではなかった。先発・上津原詳投手と、「相手もすばらしい投手」と佐々木監督が評した七十七銀行の摂津正投手との息を抜けない投手戦となった。そんな中、5回表には一死から内野陣の失策で得点圏に走者を進める重苦しい場面もあった。得てして、失点というものは野手の失策や投手の四死球が絡んで生まれるものである。膠着状態が続く中では、余計にミスが命取りとなるものだ。だが、マウンド上の上津原に悲壮感はなかった。逆に表情には笑みさえ浮かんでいた。
「僕が落ち込んでいたら、野手はさらに落ち込みますから。暗い顔だけはしないように心がけて投げました」(上津原)
チームの柱としてフル稼働する上津原は、今シーズンの成長の要因を「打者を見て投げられるようになったこと」と語る。芽生えた気持ちの余裕は、チーム全体を見る大きな視野をも生み出したと言える。漲る自信で5回表のピンチを切り抜けた上津原は、その後も危なげなく相手打線を翻弄する。
そのエースの力投に応えたのは、女房役の坂田精二郎だった。7回裏、この回先頭の5番久保穣が初球を叩いて左前安打で出塁する。
「細かいことは考えずに、無心で打ちました」(久保)
続く6番照屋真人の犠打で久保が二進。二死となったが、ここで8番坂田が内角のストレートをとらえ右越えのタイムリー安打。遠かった1点がスコアボードに刻まれると、ベンチのムードは最高潮に達した。試合後、佐々木監督は「ベテランの力は偉大ですね」と34歳の坂田を称えた。
最後は、一死二塁と一打同点のピンチを迎えるも、上津原が正面の鋭い打球を好捕し、併殺が成立してゲームセット。創部3年目での東京ドーム初勝利が決まった瞬間、監督、コーチ、スタッフ、選手、さらに応援団を含めたセガサミーが大きな輪となって喜びを噛み締めた。
「今日の勝利は、セガサミーの歴史を刻むことができた大きな1勝になったと思います」
試合後、ベンチ裏に引き揚げてきた佐々木監督は、実感をこめてそう語った。

――上津原投手にとっては初の東京ドームのマウンド。初戦の先発という重責もあり、立ち上がりは緊張したのではないですか?

上津原 序盤1、2回はヒットを打たれるなど、状態はよくありませんでしたが、3、4回ぐらいから自分なりに手ごたえを掴み始めました。中盤以降は持ち味のスライダーもうまくコントロールされ、思うような投球ができました。

三塁側スタンドには、6000人ほどの大応援団。声援も大きな力になったのでは?

上津原 これだけのみなさんに応援していただき、感謝しています。ピンチもありましたが、最後まで楽しんで投げることができました。

――確かに、最後まで笑顔が絶えなかったマウンドさばき。5回表、味方の失策でピンチを迎えた場面ですら、笑顔が浮かべていたのが印象的でした。

上津原 そんな時こそ自分が抑えてカバーしてやろうと思いました。

――2回戦の好投も期待していいですね。

上津原 体調を整え、投げる準備だけはしっかりとしておきます。また、多くの方の期待に応えられるように頑張ります!

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2008/09/01 : 七十七銀行戦 の試合を共有する